「トゥキュディデスの罠」という言葉を目にする

古代アテナイの歴史家トゥキュディデスにちなむ言葉で、従来の覇権国家と台頭する新興国家が、戦争が不可避な状態にまで衝突する現象を指す。

急速に台頭する大国が既成の支配的な大国とライバル関係に発展する際、それぞれの立場を巡って摩擦が起こり、お互いに望まない直接的な抗争に及ぶ様子を表現した言葉である。

現在では、国際社会のトップにいる国(アメリカのこと)は、その地位を守るため現状維持を望み、台頭する国(中国のこと)はトップにいる国に潰されることを懸念し、既存の国際ルールを自分に都合が良いように変えようとするパワー・ゲームの中で、軍事的な争い(台湾侵攻のこと)に発展しがちな現象を指す

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過去500年間の覇権争い16事例のうち12は戦争に発展したとのこと。

しかし、太平洋戦争を見てみる限り、「トゥキュディテスの罠」とは新旧覇権の交替をめぐる争いであるはずですが、日本がアメリカに挑戦した理由は全く不明ですし、「トゥキュディテスの罠」にはまったとも考えにくいです。英霊には申し訳ないのですが、軍幹部の偉い人たちが兵隊や国民に墓穴を掘らせていただけで、罠にはまったわけでもないような気もします。

アメリカが中国に莫大な投資をしたのはニクソン時代に、ソ連の脅威に対抗するため毛沢東の中国と手を結ぶことが目的だったと書かれている記事がありました。鄧小平は、米中友好を演出しながらも2010年までには第1列島線(沖縄・フィリピン・南シナ海)、2020年までに第2列島線(小笠原・グアム)までの米軍基地を退けて中国の内海にするつもりでいたようです。

日本は、ニクソンに踊らされて台湾と国交を断絶して、中国の広い国土と人口、それと低廉な人件費を単なる「儲け」の手段でしか見ることができなかったわけです。

しかし、今の中国が今のアメリカに対して覇権交替を迫るタイミングだとは考えにくいです。習近平の選択は、アメリカに対して従順なシモベになるか、タイミングを見て撃って出るか、その中間は見つけられそうもありません。勇ましいのは圧倒的に後者ですが、その選択は帝国陸海軍の歩んだ道となるでしょう。

しかし、洗脳された国民がどこまで指導層の言いなりに戦うかによって規模が決まると思います。日本の国民は1945年8月16日から民主主義に切り替えました。ロシアも中国も日本のような変わり身の早さだけは見習ってほしいものです。願わくば、国土を焦土と化す前に。