「米欧回覧実記」から見えること《その2》
遣欧米使節団がサンフランシスコからワシントンへ向かったのが明治4(1872)年の12月だった。大雪のロッキー山脈を越えてソルトレーク、オマハを経てシカゴに着く。シカゴが市になったのは1837年のことで彼らが着く40年ほど […]
「戦後レジームからの脱却」をChatGPTに聞いた
「戦後レジームからの脱却」とは、日本が第二次世界大戦後においてアメリカ主導の指導の下で築かれた戦後体制や政治・経済の枠組みから離れ、新しい方向性や体制へと移行することを指します。この概念は、日本が戦争敗北後にアメリカの指 […]
オデッサ・ファイルとコリーニ事件
「コリーニ事件」はamazonのプライムで無料で見られるので、ずいぶん前に途中まで見ましたが中断していました。どのみち、新米弁護士が大活躍して黙秘を続ける被疑者の無実を勝ち取るぐらいのものだろうと思っていましたし、明らか […]
「米欧回覧実記」から見えること《その1》
時は明治4年。樋口一葉が誕生した年でもある。フルベッキの権限に従って大隈重信(条約改定御用掛)による遣欧米使節団の計画が太政大臣三条実美の指示のもとに進められていたが、岩倉使節団に切り替えられた。その背景として薩長閥の反 […]
日本の法律と世界標準
日本にいると日本の法律が「法律」という認識のすべてになります。しかし、世界には、それぞれの法律があって、日本の法律と違うことも少なくないようです。 たとえば、最近話題の「放送法」をめぐる話題の始まりは、平成3(1993) […]
「奉教人の死」と「二人の稚児」
芥川龍之介のバックボーンは、芳醇な言葉の才能と、そしてあふれんばかりの知識だなと、つくづく感じさせられます。「侏儒の言葉」などに端的に表れています。 「奉教人の死」とは、彼の「切支丹」物の一つになります。とくに有名なのが […]
日本人の遺伝的起源と特徴
理化学研究所(理研)生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チームなどでは、3,256人分の日本人の全ゲノム情報を分析した。 この研究を通じて、日本人の祖先に関わる三つの源流(縄文系祖先、関西系祖先、東北系祖先)の起源 […]