シャチの芸

たまたま表示された「鴨川シーワールド」のシャチのショーをクリックしたら、毎日YouTubeでサムネイルが表示されるようになってしまいました。その前は、たまたま表示されたウェザーニュースのキャスターと天気予報士との掛け合いを見たら、毎日、YouTubeにサムネイルが表示されるようになってしまいました。

鴨川シーワールドの動画を、ここ数日、結構見ていました。

こんな訓練やっているのは鴨川シーワールドだけと言うことでもないだろうと思って調べてみたら、

シャチショー廃止へ、米国で過熱する飼育批判

というNational Geographicの2015年の記事がありました。アメリカでは小学生から著名人まで、シーワールド(アメリカの)をボイコットする動きが広がっているのだそうで、日本とは考え方が随分違うものだと率直に思った次第です。

「巨大な企業組織が、シャチと調教師を搾取しつくしている」という意見もありました。2015年当時で、世界で飼育されているシャチは57頭だったそうで、14か国でシャチの飼育を禁止しているとのこと。

万物の霊長」と言う考え方が思い上がりなのかもしれません。「霊長」という言葉は「最も優れている」と言うような意味だそうで、「prime」に語源があるようです。ちなみに「総理大臣」なら「prime minister」です。

万物の中で「ヒト」が頂点を極めているとするなら、その「ヒト」の中でも頂点を極める「ヒト」も出てくるのでしょう。あるいは、それが「カミ」なのかは「王様」なのか、はたまた「皇帝」なのか「エンペラー」なのかはワタシには識別がつきませんが。

その昔、「ヒトはカミが作ったのでしょうか」と聞かれた時、荘子は「では、そのカミはダレが作ったのか」と答えたとか(答えは、人が作ったのに決まっています)。文字が登場する前に「王」となったとするなら、いまでいえばヤクザの親分のようなものか山賊の親分のようなものであるはずです。

日本のかつての知性として、親分が「王」になるとするなら、常に親分同士が争わなければならなくなるので、そこで「象徴」を持ち出しているのだと思うのですが、シャチから論点がずれてしまうので、この件はいずれまた。

ヒトが指図をするとシャチが芸をする。しかし、社長が命じると社員が応じるのと基本は変わらないような気もしますが社員は捕まえられてきたわけではなく、望んで従属しているのだからちょっと違います。

シャチもトレーナーから可愛がられていることを「」としているように見えますが、シャチの本心はYouTubeからは読み取れません。

ペットになって芸を見せる「芸獣」になれば食う心配はいらなくなりますが、なんら悪いことをしたわけでもないのに「拘禁」されるわけで、囚人ならぬ囚獣であることは間違いがなく、そのうえ、芸までしなくてはならないのは自然の摂理に適うこととは思えません。

いろいろな考え方があるということが分かっただけでも、考える機会になりました。