世界最高速度の陽子ビーム達成

「粒子線がん治療装置」の小型化に向けた研究を進めている量子科学技術研究開発機構は、ドイツなどとの国際共同研究により、小型レーザーを使って水素イオン(陽子)ビームを光速の約50%まで加速させることに世界で初めて成功した。

という記事があった。

粒子線がん治療は、光速近くまで加速させた陽子や炭素イオンビームを体内のがん細胞に直接照射し、死滅させる。X線などを使った治療よりも正常な組織への影響が少ないため、副作用を抑えられるという。

水素イオンを照査するタイプのものと炭素イオンを照射するタイプのものがあり、粒子線がん治療施設が26ヵ所(重粒子線:6ヵ所、陽子線:19ヵ所、重粒子と陽子線の両方:1ヵ所)ある。

今までは手術か化学療法(抗がん剤)か放射線のいずれかであり、粒子線がん治療もできるようになっている。直近では保険対応にもなってきている。

基本は連続して通わなけれならないが入院は不要。

放射線に比べれば、正常組織が焼けることは少なく、放射線に比べると皮膚が焼けることも少ない。

ただし、とてつもない巨大な設備が無いとイオンを光の70%まで加速することができない。そもそもは光の55%以上の速度が無いと癌細胞を痛めつけることができないそうだ。

小型化が課題であったが、50%までの速度を出せるようになったということ。研究チームは、独ドレスデンにある小型レーザー施設を使って達成したとのこと。

知己が前立腺がんに罹患し、千葉にある重粒子施設でやってもらえばと勧めたけれど、諸般の事情があって、彼はホルモン治療を選択した。自分がかかっている泌尿器科のドクターは、医者仲間では重粒子の話題はあまり出ないとのこと。ドクターによれば、経年のデータが少ないと言っていた。

組織を焼いたとして、焼かれた組織が体内に残っているわけなので、PSAが上がる可能性があり、PSAが上がれば転移を疑わなければならなず、数値によっては検査が必要になる。

10年以上生きる計画があるのであれば、前立腺がんなら全摘(年齢にもよる)が最適の選択と言っている。なぜなら、全摘してPSAの値が上がれば「転移」しか考えられないから早く手を打てる。

粒子線だからすべてよしというわけではない。放射線よりはいいかも 程度と考えるべきで、もう少し(あと、10年20年くらい)様子をみるのがいいかもしれない。

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