矢弾が尽きる

Newsweekの2023年6月20日号に、軍事のことで興味を引く気が2つありましたので、それを合体して所見を述べます。

一つの記事は、アメリカの対戦車ミサイル、ジャベリンを8500発送ったが、年間生産量は1000発でしかないとのこと。いまから中国と戦争するなら足りるのか?

155ミリ砲の砲弾は年間24万発の生産だが、ウクライナでは毎日6000~7000発(年間200万発)使用しているとのこと。これじゃアメリカの在庫が不足するから中国と戦争できない。

そのうえ、装甲車とか戦車とかだってただじゃない。アメリカ政府は兵器産業に税金からつぎ込まなければならない。それでもお金が足りなくるのは時間の問題。承認された債務上限からウクライナに回せば、さすがに共和党だけでなくアメリカ国民が騒ぎ出す。そうなると、壇上でコケたり、ボケた発言や、息子の不祥事だけでなく、大統領選に影響が出る。

トランプが再選すれば世界はさらに不安定になる。

次の気になった記事。元ドイツ空軍のパイロットが10年前から中国空軍の軍事訓練に協力していた。彼らが西側軍事的専門技術や戦術上の機密情報を伝え、台湾進攻のシナリオ策定や訓練、敵防空網の制圧・破壊のノウハウなどを伝えているらしい。NATOの航空作戦にける戦闘機の編成や装備体系なども伝えていると予想されている。

2022年10月には英軍の元パイロット30人が中国軍に助言を与えていた。2017年にはアメリカ海兵隊の元パイロットが空母発・着艦技術を教えていた。

邪悪な退役軍人を、邪悪な人民解放軍が金で吊ったのか、メルケルさんが協力したのかは不明。しかし、米中が衝突することとなれば、アメリカはさすがにヨーロッパの兵力も回さなければならなくなる。NATOだけでロシアと対峙しなければならなくなる。

そういえば、根拠のある話ではないが、中国の臓器移植の技術はドイツが指導したという記事を読んだことがある。

神や悪魔は、どこかにいるわけではなく、とどのつまり、個々の人間の中に住んでいる。悲しいかな善なる部分には限りがあるし継続には葛藤が生まれるが、悪なる部分は割り切れば、とどまるところはない。中国が発展してきた背景として、金儲けをしたい先進国に資本家や経営者や技術者を手玉に取ってきたノウハウが軍事機密で生かされている。