腎臓がん、日本人に特有変異

日本を含む世界11カ国の腎臓がん患者962人のがん細胞について全ゲノム解析した結果、日本人患者の7割に特有の遺伝子変異があったと発表した。

原因は不明だが、未知の発がん要因が関与した可能性が高いらしい。

「SBS12」という遺伝子変異が日本人患者36人のうち26人から検出された一方、他国の患者では2%程度にとどまった。「外因性の発がん物質」(環境要因)である可能性が高いと考えられる。

腎臓がんは、その8割を占める「腎細胞がん」と「腎盂がん」に分けられ、「腎細胞がん」のうち60-75%は「淡明細胞型腎細胞がん」が占めている。

腎細胞がんが増加しており、その要因として喫煙、肥満、高血圧、糖尿病が知られている。

危険因子として突然変異に直接的に関与しているとおもわれるのが「喫煙」。肥満、高血圧、糖尿病は間接的要因ではあるが、相関はなかった。

淡明細胞型腎細胞がんの極めて強い危険因子である「アリストロキア酸」(一部の植物などに含まれる成分、本成分を含有する生薬・漢方薬は日本では承認されていない)が強く突然変異に関与していることが分かった。

今のところ、原因物質は明らかになっていないが、「紅麹」のような例もあるので、サプリや漢方にも含まれている可能性は否定できない。