親愛なるアメリカの牛肉

2017年の記事を見つけました。「文春オンライン」で『「ホルモン漬けアメリカ産牛肉」が乳がん、前立腺がんを引き起こすリスク』というおどろどろしい記事です。

近年、日本人のホルモン依存性がん(前立腺がん、乳がん、卵巣がんなど)の罹患率が増加している。その原因として、アメリカ産牛肉に含まれる高濃度のエストロゲンが疑われているそうだ。

アメリカ産牛肉には、肥育期間を短縮するためにエストロゲンなどのホルモン剤が使用されている。このホルモン剤は、牛肉に残留し、人体に摂取されると、ホルモン依存性がんのリスクを高める可能性がある。

日本では、旧厚生省が1999年に「アメリカ産牛肉の残留エストロゲンは国産牛の2~3倍程度」と報告したことを根拠に、アメリカ産牛肉の輸入を続けている。しかし、この報告は、測定法が古かったために、実際の残留エストロゲン濃度を過小評価していたことが、その後の研究で明らかになった。

実際、北海道大学遺伝子病制御研究所の研究では、札幌市内のスーパーで売られていたアメリカ産牛肉の赤身では、国産牛の600倍、脂肪では140倍ものエストロゲンが検出された。

前立腺がんや乳がんなどのホルモン依存性がんは、発症までに20~30年かかることから、現在の40~50代で増加している原因は、30年前の食生活にあると推測されている。

日本では、EUのようにホルモン剤の使用を禁止していないため、アメリカ産牛肉の輸入を止めることは困難である。しかし、官僚の不作為によって、国民の健康が脅かされていることは明らかである。

対策

アメリカ産牛肉の輸入を完全に止めることは難しいとしても、残留エストロゲン濃度を低減するなどの対策が求められる。また、消費者には、アメリカ産牛肉の摂取を控えるなどの意識向上も必要である。

同様に中国産の食物も、安いというだけで摂取しないこと。まして、処理水放出に対する嫌がらせをしているのに政府はどういうわけがあるのかは不明だけれど中国共産党に対して強硬な対応をしようともしないのだから、せめて消費者が選択をするべき時期に来ている。

ただし、高濃度のエストロゲンを理由にアメリカ産牛肉の輸入を禁止したら、勝てると思うか? これが戦争に負けるということ。

牛肉を食べたければ「松坂牛」にすることが安心安全な選択のようだ。