「デジタル・フォレンジック」って何?
「フォレンジック」は英語で「forensic」と書き、「警察の犯罪捜査や法医学における、鑑識作業や科学捜査」と解説されている。
電磁的記録は、犯罪捜査において重要な客観証拠となる場合がある一方で、消去、改変等が容易であるため、これを犯罪捜査に活用するためには、適正な手続きにより解析・証拠化することが重要です。警察では、デジタル・フォレンジックを活用し、電子機器等から電磁的記録を抽出したうえで、文字や画像等の人が認識できる形に変換するという電磁的記録の解析を行っています
警察庁
サイバー空間においても証拠の保全と分析を行うことで、脆弱性を発見すること、修復を試みること、法的措置を講じることなどへの対応を可能とするのが「デジタル・フォレンジック」なのだそうだ。
デジタル・フォレンジックへの対応がしっかりしていれば、不正行為を未然に防ぐことが可能になるそうです。
人の物を盗んだり、人を傷つけたりすると、集団内で罰を受け、集団が大きくなると法律になり、警察がいて、裁判もするようになりました。
ところが、インターネットという人類の知性を共有できる道具が提供されると、脆弱性を狙ってデータを盗んだり、書き換えたりすることが、地球の裏からでも簡単にできるようになったわけです。
ようは、メリットとデメリットのバランスになりますが、圧倒的に享受できることの方が多いのですが、弱点を見つければ、そのサイトを自在に操作できるだけでなく、最悪はデータを抜き取られる懸念が常について回るのがインターネットということになります。
投資対コストの兼ね合いになりますが、どれだけ守秘性が高い情報をクラウド上に載せるのかにもよりますが、webシステム自体は、当たり障りのない情報発信程度に抑えておくべきだと思います。
しかし、情報共有は組織にとって不可欠な要素でもあるので、どうするのがいいのかになりますが、その一つの解決策がブロックチェーンになります。もう一つはVPNでセクション間をつなぐ方法も考えられますが、コストがかかります。あるいは専用線でつなぐ方法もありますが、これもコストがかかります。
「デジタル・フォレンジック」などといっても、一般的企業内にそのような対応を取れる部隊を設けることは出来ないでしょうし、制限なくコストを掛けることもできないわけですので、残るのはブロックチェーンというか、要は暗号化テキストをどのように使うかに限定されるように思います。
文書管理システムで暗号化テキストを使用した台帳管理のプロトタイプを作ったことがありますが、十分、実用速度は出せますが日常的に発生するイレギュラーな処理に対応することは難しそうです。
しかし、富に最近、カタカナのまま流通する用語が多すぎる気がします。それだけ、日本人の言語能力が低下していることであり、日本語として概念化できないジャンルが増えることで、日本のプレゼンスは低下していくことが懸念されます。