この正月のスイスが20度超え!

2023年の1月2日に、スイスでは20度になったのだそうです。

動画で北極を中心にした地図が示され東へ流れる寒波がアメリカへ、南へ流れる寒波が日本へ向かっているという説明ですが、北極からの位置関係がピンと来なくてGoogleMapで調べてみました。

スイスが記録的高温になった背景として地中海に高気圧があり、フランスあたりに低気圧があることで暖かい空気がスイスあたりを通過することになり気温が上昇することになったとのことです。

このことをきっかけに、2020年に読んだ「気候変動を理学する」という本の抜粋から、再度読み直して記事にしてみようかと思っています。温暖化を防止するためにCO2の排出を削減するのだそうですが、かといって実質的にはほぼ、野放しに近い気もします。

石油は掘りたい放題ですし、中国や日本ではいまだに石炭が主力のエネルギーのようです。かといっていきなり再生エネルギーと水素というのも無理な話です。世界では電気自動車の需要が高まっているようですが、山の中で燃料が切れたら水素や電気ではどうにもなりません。ガソリンに比べると利便性はぐっと落ちると思います。

ハイブリッドという選択は、とっても妥協的で、かつ過渡的で優れたアイデアだと思いますが、世界の賢い人たちの考えは違うようです。

大型のトラックやバスを水素にする。そのインフラを整える。中距離はハイブリッドのトラックにする。近距離の移動(郵便や宅配など)は電気自動車にする。一般の乗用車は数が多いのでハイブリッドにするという選択で、自動車によるCO2の排出を減らすことがかなりできるでしょう。

背に腹を変えられないからといって原子力にすることはロシアや北朝鮮のような不法国家がいる限り弱点となるのであまり増やすことは得策ではありませんし、CO2を排出しないからと言って使用済み燃料の処理というツケが回ってきます。

ここは水素を増やす以外にないと思います。といっても赤道直下の太陽発電やアルゼンチンの草原のように風力発電を利用して水素を生産して石油に代替させればいいのですが、石油に比べてどれだけコスト高になるかがポイントになるでしょう。

電気自動車にすればCO2を発生しないというのは明らかな嘘で、車を作り、配車するのにもエネルギーが必要なわけで、当然ですが電気を作るのにもエネルギーが必要になるわけですから、そこでCO2を発生させているのであれば、愚かな話でしかありません。

ロシアがウクライナに攻め込んでも「軍事作戦」とかで、「戦争」でもなく「侵略」でもないのだそうです。一般の住民を殺害し、婦女を強姦しても「軍事作戦犯罪」なのかは割りませんが「戦争犯罪」ではないようです。

韓国ではいまだに「従軍慰安婦」で騒ぎ立てますが、ロシアの不法行為に対してはあまり意見を耳にしません。

つまり国家や国連を運営する賢い人たちがたくさん集まれば愚かな決断しかできないということで世界が成り立っていることがよくわかります。自動車をすべて電気自動車にするという決定なども最たる例といえます。