なぜ髪は白くなるのか

自分の場合は、白くなる前に薄くなっている。これも老化。白くなるのは「毛包」に原因があるとのこと。

毛包(もうほう、英語: hair follicle)は、を産生する哺乳類皮膚付属器官である。毛の産生には幹細胞が関与している。

毛包のうち、皮膚表面から見ることのできる部分は一般に毛穴(けあな)と呼ばれている。の1cm四方には、少なくとも20個はあるという。発毛以外にも毛包の役割は幾つかあるが、いずれも体内から体外へと放出する役割をもつ。

毛包の、いくつかの役割とは皮膚呼吸であり水蒸気の発散、皮脂の文保津など多岐にわたる。

白髪に関わる「メラノサイト」という細胞が髪や肌、目の色などの色素であるメラニンを作っている。髪が成長する過程で、メラノサイトが毛幹に色素を沈着させている。進化の過程で日光に対する体の保護機能としてメラニンの分泌が適応してきた。

と言っても遺伝子は100以上も関わっている。ところが、加齢によってメラノサイトが仕事しなくなる結果が白髪になる。その結果毛髪は半透明になり、それをグレーや銀色や白として認識する。

白人は黒人に比べて最大10年も早く白髪が出始める。男性が白髪になることはむしろ気品と魅力が増すと受け取られることが多いが、女性においては米国では最大75%が髪を染めているとのこと。

斎藤実盛という平安時代末期の武将がいた。木曾義仲追討のため北陸に出陣するが、味方が総崩れとなる中、覚悟を決めた実盛は老齢の身を押して一歩も引かず奮戦し、ついに義仲の部将・手塚光盛によって討ち取られた。「最後こそ若々しく戦いたい」という思いから白髪の頭を黒く染めていた。

首実検したとき、義仲はその首が齋藤実盛であると分からなかったので、池で首を洗わせたら白髪になり義仲が泣いたとされている。義仲は実盛に対して、幼少のころの恩があった。話が反れるのでやめる。