ジェンダー・ペイン・ギャップ

このレポートも、日本発ではないので、信ぴょう性には疑義があるけれど、なんとなくそんなものかと思えるようなテーマなのでまとめてみました。

これは、以前にも、何かで読んだ気がしていますが、数値的には「僅差」で、気のせいとも言えそうなことであった。それが2024年になるとどうなっているのかに興味があった。

2016年から2019年に治療を受けた、65歳以上の患者76万6000人以上のデータを分析した結果、女性医師の治療を受けた患者の死亡率が低くなる。
女性医師の治療を受けた患者は再入院率も低く、女性患者は男性患者よりもその恩恵を受けやすいことが最新研究で判明した。

ということです。分析データの根拠は、約45万8100人の女性患者と約31万9800人の男性患者の医療保険請求のデータを調査した。そのうち、そのうち14万2500人の女性と9万7500人の男性が女性医師の診療を受けていた。

女性医師の治療を受けた女性患者の死亡率は8.15%で、男性医師による治療を受けた場合は8.38%だったということ。その差「0.23%」。これを有意差としている。

どういうわけか男性患者の死亡率にはさしたる変化(0.08%)はみられていない。

そこから類推するに、男性医師は女性患者を過小評価する可能性があるとしているが、女性医師は女性患者とコミュニケーションをよく取り、これが診断と治療に重要な情報につながっている可能性や、女性患者も女性医師による詳細な検査やコミュニケーションを快適に感じる傾向があるからというあたりが正解かもしれない。

女性医師と男性医師が異なるアプローチで医療を実践しており、この違いが患者の健康に大きな影響を与えているとしている。

女性医師の方が医療的能力が高ければ男性患者でも「0.23%」前後の値になるべきであって、やはり性別によるコミュニケーションの違いあたりが答えなのだろう。