ストレスレス
「私たちは安全だと感じるときに幸せを感じます。他者との関係に満足しているときに、自分の人生は有意義だと感じるのです」
それだけではないと思うけれど、偉い先生が言うのだから一理あるのでしょう。
1日の中でストレスを感じたことはあったかを調べた結果、10%は「毎日感じていない」人たちであることが分かった。
そこで、ストレスを感じない人とはどういう人なのだろうかを調べてみることになった。その結果、
研究の結果、ストレスがないと答えた人は、あると答えた人に比べて幸福度が高く、慢性的な健康問題も少なかった。しかし、注意力や集中力、短期・長期記憶、問題解決力、集中力、好ましくない行動を抑える能力といった認知機能の低下の兆候が明らかになった。
ナショナルジオグラフィック
「ストレス」とは、難しい課題や仕事をこなしたり引き受けたりするなどの日常的なものである。仮にストレスを「痛み」とするなら、痛みを感じなければ結果として怪我をしやすくなる。
日常生活の小さなストレスをたえず克服することで、多くの新しい経験をし、成長できる。嫌なこと、つらいことから逃げたいとはだれでもが思うことであるが、そこから対応力を身に付けたり、耐え忍ぶことを学ぶことは、人生で有用なスキルになる。
この調査結果は、どこまで信頼性と裏付けがあるのかはわからないけれど、ストレスのない人の特徴として、年齢が高く、未婚の男性が多く、最終学歴が低い傾向。他者との交流を伴う能動的な活動が少なく、テレビを見る頻度が高い。
人付き合いが少ない人ほど日常的なストレスが少ない。社会的動物である人間にとって、他者のと関りは多すぎればストレスになることは確かだが、少なければストレスにならないとしても、認知機能を保つのに不十分な環境となってしまう。