ベンジャミン・フランクリンと複利
オーストラリアには1859年に狩猟用のウサギが13羽持ち込まれた。それが今では2億羽以上に増えているそうだ。
この手の話は一休さんにもあり、曽呂利新左衛門にもある。正確な話は人それぞれで24日、30日、60日など様々あるが複利のすごさを示していることは同じ。
株の配当が年3%あるとして100万円をそのままにしておけば25年で「209万円」。次の25年で「438万円」。その次の25年で「918万円」。さらに、その次の25年。つまり100年後には「1922万円」になります。
たった、3%の配当を受け取らず複利で運営すると100年後には100万円がおよそ2000万円になっているのが複利のすごさです。
ベンジャミン・フランクリは、ボストンとフィラデルフィアの若い技能労働者のために使ってほしいと1000ポンドを運用するように遺言で残した。ただし、100年後と200年後の2回に分けて使うように命じた。
彼は1790年に没しているので1890年にボストンにベンジャミン・フランクリン工科大学が設立され、1990年にはフィラデルフィアにフランクリン科学博物館に650万ドル寄付されたそうだ。
自民党の裏金議員は、65人一斉不起訴だそうだ。忖度したのか証拠不十分なのか法律に抜け穴があるのかは分からないけれど、裏金をせしめようという魂胆を持つような輩には、ベンジャミン・フランクリンのようなことをしようともしないであろう。
3%でも100年で約20倍になる。200年だと773倍になっている。
これが5%だと、100年で445倍になり、200年だと58,559倍になるのが複利。起点が20万ドルだと200年後はおよそ1兆8500億円になっている。
20歳の時に20万円を年利5%で運用すれば50年後には780万円になっている。つまり、複利で安定して運用するのが、面倒もなく利口な資産運用だと言える。
なぜなら、個別の企業の情報や政治や経済の動向、世界情勢など素人が知りうることではなく、上がった下がったで売ったり買ったりするのに割く時間は無駄で、その時間を一生懸命働いて運用できる資金を安定投資に回してくことが老後の安心を賄える。