メルカリでの記事
「メルカリ」という個人間で商品を売買できるアプリがあるそうだ。結構使っている人が多いらしい。
そういう自分は使ったことはなく、使う気がないから使うこともない。
記事によると、亡父がプラモが趣味で買い集めていた戦車のプラモをメルカリに出して3,600円で売れた。そこで発送したら「箱が壊れていた」ということで返品になった。「元払いで」と言ったのに着払いで、しかも、送った戦車とは違う戦車のプラモが送り返されてきた。
そこでやり取りが発生したが、相手は送り返した戦車のプラモだったとの一点張りなので、ラチが明かずメルカリに相談したら「当事者間で解決するように」ということ。そこで告訴することにするとメルカリに伝えたら、一転してメルカリが弁償するとなったとのこと。
そんな記事をみたら、メルカリついでの記事がでてきた。そちらではメルカリで88万円の商品を売ったところ、購入者から「評価」されたあとに「偽物だから返品する」と連絡が入る。偽物とする根拠が示されないので返品を拒否すると、メルカリから連絡があって「お預かり」された上に強制的に返品・返金処理を進められ、購入者から返品されないままメルカリから強制退会させられたとのこと。
メルカリにおける返品詐欺が相次いでおり、メルカリ運営元が購入者の主張を鵜呑みにして定型的な対応を繰り返すことによって出品者が商品を取り戻せなくというケースが続出しているらしい。
つまり、買い手が返品要求をすることから、問題が発生している。
最初の例では返品されてきた品物が送ったものと違うという例で、後の例では送ったものが偽物だということで、返品もされていないしお金もメルカリで停止されたうえ、強制退会されている。
何が真実かは兵庫県知事選を見るとおりで、事実はさっぱり分からない。フェースtoフェースならまだしも、ネットでのやり取りには付き物のような気がする。
88万円の件は、返品はされないし入金もされないのであるなら「事件」であるので警察に依頼する以外にない。ただし事実ならばということになるけど。
そこで大学の先生が言うには「送る前に梱包状況を動画にしてそれも付ける」「開封する際には、それも動画に撮ってから開封しろ」と言っていた。
ようするに相手が素人と思って、最初から詐欺ろうとする輩はあり得るので、証拠が必要になる。詐欺られても警察沙汰にしない程度の金額の商品に限定するべきと思った。
多くのケースではメルカリ自体のシステム管理に瑕疵があり、そこを狙った返品詐欺が横行している気がする。
ともかくフェイクが横行しているし、メルカリを使ったことも、使う気もないので部外者としては何ら発言権を有しないことであるけれど、ネット社会は人間性を希薄にしていくように思えた出来事だ。
所詮、AIだろうが何だろうが、血が通っていない「システム」を相手にしているうちに、だます方もだまされる方も人間性が希薄になっていく。