人間ゆえに問題を複雑にしていることもある
メインの部分は3分まで。残りは、なんだかよくわからない説明がされていて、後半は時間稼ぎのようなもの。もし、動画を見るなら前半の「3分3秒」で止めたほうがいいでしょう。その方が余韻が残ります。
前半の内容は考えさせられることが多い動画ですが、考えさせたうえで何を訴えたかったのかが今一つ理解ができません。というのは、女性の側の立場で考えるべきことを訴えたかったのか? はたまた、男性の側として考えるべきことを訴えたかったのか? それとも、単なる人生の悲哀を動画にしただけなのか?
2023年4月24日のNewsweekの記事としてアルツハイマーに関する記事が掲載されている。
新薬は動物で実験して安全性を確認したうえで、人間を対象に治験をする。しかし、あくまでも動物での反応が人間と同じというわけにはいかない。マウスにはアルツハイマーがない。そこで疑似的にアルツハイマーにしてから、新薬をテストするのだそうだ。
この記事の著者は、患者の皮膚細胞からニューロンを作り出して、そこからオルガノイドを作れば、脳に近い機能を再現できるので研究が進むはずだと言っている。ちなみに「オルガノイド」とは、「器官(organ)」「~もどき(-oid)」から成る造語だそうだ。
ニューロンを作れたとして、そこからオルガノイドを作ったとして、脳の働きを再現することはおよそ不可能で、脳が働きをしなければアルツハイマーを再現することも不可能で、どう考えても実用化できるかは時間がかかるだろう というレベルのことではなく、できない公算のほうが高そうな気がする。
エーザイがアメリカで開発したアルツハイマーの治療薬が米国FDAで承認された。
病気の進行は29%で遅延したが、3分の1に脳浮腫が副作用として現れた。副作用があるとはいえ、これでアルツハイマー治療薬の第一世代が登場したことは、一つの画期となる。