少子化の深刻化

子供を産まない最大の理由は「お金」といわれるが、子育てに希望を持てていない人が多いのではないだろうか?

なぜ日本人は子供を産まなくなってしまったのか。

中国では、「躺平(タンピン、寝そべり)族」と呼ばれる、物を買わず、恋愛や結婚も諦める若者たちが話題になった。最近は、取りあえず結婚はするが子供は産まない「半寝そべり族」が増えているという。

最大の原因は足元の不景気と将来に対する絶望感だ。

日本でも、子供を産まない最大の理由は「お金」といわれる。

日本では岸田政権が、「異次元」と称する年3兆6000億円規模の予算を新たに少子化対策に充てるというが、それで子供が増えなかったらだれが責任を取るのか?

その道、予算の半分は利権団体や天下り団体の食い扶持として消えていく。

30年以上前から少子化することは分かっていたのに、これまで全くの無策出来て、やにわに「少子化対策」などと言うのも不思議な話で、その前に消費税を5%程度まで下げるとか、優先度の高い施策はいくらでもある。

金をバラまいて少子化の対策をする以前に、少子化の原因を「お金」だけの問題とするのではなく、女性の高学歴、社会進出などを前提に、どうすれば子育てと両立できるかの社会制度などの見直し身必要になる。

が、一番見落としている原因として結婚しない(できない)適齢期の男女の問題を解決しなければならないだろう。

少なくとも、岸田内閣で解決できる問題は少ないように思う。自民党の議員に周知させればいいだけの政治資金規正法改正すら実現できないのに社会が抱える根の深い問題を解決できるはずがないことだけは、事実だと言えそうだ。

まずは、ここから修正していかなければ日々、限りある人生の時間を失っている。