数の比較
その比較に、なんに意味があるのかはわからない。「地球生物の細胞総数」「宇宙にある星の数」「地球の砂粒の数」を比較するという記事があった。
砂粒の数は 7.5×1021 個(約75垓個)
宇宙の星の数は 7×1022 個(約700垓個)
現在地球上で生きている細胞の総数は、1030個以上
となると、数で言うなら細胞の数では、宇宙で一番多いことになる。
ついでに、いままで1040個の細胞が存在してきており、地球上の炭素を100回循環させてきたという。しかし、もうじき生命が炭素を利用する能力が限界に達するとも言っている。
約10億年後には、二酸化炭素濃度が光合成に必要な量を下回り、植物や海洋生物が生存できなると指摘しているが、10億年後に生きている人はいないので、何とでもいえる。
宇宙ステーションが時速3万キロで移動しているとのこと。90分で地球を1周するらしい。
光は1秒に30万キロの速度だから、10倍の60倍の速さになる。つまり、600倍。1光年先から地球に来るためには宇宙ステーションの速度なら600年かかる。10光年先なら6000年。
10光年以内に生物がいる可能性をgeminiに聞いたら、「非常に高い」という意見と「地球で起きた偶然が重なる可能性は低い」という意見があるようでした。それと、10光年先の大気成分などを詳しく分析する技術が今はないが、近い将来には分析できるようになるだろうとも言っています。
砂粒にしろ星の数にしろ細胞の数にしろ「垓」という単位が出てくる。「兆」の次が「京」で、その次が「垓」になる。ありていに言えば「1兆」の「1憶倍」になる。
国家予算を「100兆円」とすると、なんと「百万年」経つと「1垓円」になる。いずれにしろ、砂粒と星の数と細胞の数を比較することの意味はない。稀有な話ということ。
10光年以内に知的生命体がいないようであるなら、宇宙人が円盤乗って地球に来ることの可能性と意味もない。