都道府県別平均寿命(令和2年)という表をみて
男性:1位が滋賀県の82.73歳。最下位が青森県の79.27歳で、その差3.46歳。
女性:1位が岡山県の88.29歳。最下位が青森県の86.33歳で、その差1.96歳。
男女ともに平成27(1965)年に比べて最高と最低の差が開いています。
全国平均で見ると、男の寿命は「81.49歳」、女の寿命は「87.60歳」です。
1965年から2020年までの平均寿命の推移を見ると、55年間で男が「13.75歳」、女が「14.68歳」も寿命が延びています。
男女での寿命に差が一番大きいのが青森県で「7.26歳」。最小なのが愛知県の「5.76歳」。性別格差があるのは生物としての特性だと思うのですが、女性は出産があるのに寿命が男よりも長いというのが不思議です。
男女寿命格差は2005年をピークに少しずつ格差が接近してきていますが、その理由も不明です。おそらくは女の平均寿命の伸びしろが無くなってきているので男が少しずつ接近しているのかもしれません。
青森が男女ともに寿命が最低なのは、2000年になってからずっとです。寒いからというのはあまり理由にはなりません。岩手も秋田も北海道も十分に寒いですから。
ここからは余談
フランスで年金受給時期の変更で騒ぎになっていますが、平均寿命の延伸と連動するような仕組みにしなければ破綻することは誰にでもわかることですが、いざ手を付けようとするなら高齢者を敵に回すことになるので政治マターとなってしまいます。
民主主義と言えば格好がいいですが、実質は単なる「人気投票」でしかないわけで、それも論戦張って人気を獲得するのではなく、選挙のたびに名前を連呼するか、どぶ板で握手しまくるのが民主主義の実質ですから、政治の質が良くなるはずはありません。
そこに「世襲」という根がはびこって、利権という甘い汁を吸い続けるほどに政治が甘くておいしい仕事になっているわけですから、理想と現実にここまで大きなギャップがあることも珍しい気がします。真面目に考えれば正気の沙汰だと思えませんが、だれも「民主主義」の在り方を真面目に考えようともせずに、この低劣な政治家によって憲法の改正をしようとしています。
東京大学を出て優秀(勉強ができた)と自認する官僚が、低劣な政治家に額づいて見えないところで舌を出しながら、これまた甘い汁を吸っているわけですから、本当に政治や行政を良くしようと思うならば、いくらでもやりようがありそうです。とはいえ、対する野党は与党を上回る低劣さですので落ちるところまで落ちるのを待つ以外になさそうです。
今さら少子化対策を夢中になっているのも、なんだか滑稽です。過去にも少子化大臣なんてのがいたような記憶がありますが、何かの役に立ったのでしょうか?。