頭がいい人の特徴

頭の良さ

情報処理力:複雑な情報を素早く整理し、活用できる人

論理構築力:物事の因果関係を正確に把握し、筋道立てて考え、結論を導き出せる人

記憶力:必要なときに適切に情報を引き出し、活用できる人

多角的な視点:従来とは異なる新しい解決策を見出したり、他人が気づかない潜在的なリスクや機会を発見したりできる人

共感力:相手の立場に立って考え、適切な言葉をかけたり、必要なサポートを提供したりできる人

傾聴力:相手の言葉の裏にある感情や意図を読み取ることができるため、深い理解と信頼関係を築きやすい人

説明力:相手の理解度や関心に合わせて分かりやすく説明できる人

胆力:危機的状況でも落ち着いて対応し、周囲に安心感を与えられる人

特徴

難しい言葉を使わず、わかりやすく説明できる
発想力が豊かで応用力がある
問題に粘り強く向き合える
客観的な視点で冷静に判断できる
好奇心が旺盛
積極的に行動できる
知ったかぶりをしない

知識が豊富なだけでなく、その知識を実践的に活用できる能力を持つ。自分の考えだけに固執せず、多様な視点から情報を収集し、論理的に分析する能力がある。

組織においてマネージメントをするうえで必要なことの一つとして、個人的な感情や長年の信頼関係にとらわれることなく、適切な判断を下せることも重要。特に、「温情」のような親切心ややさしさは、組織崩壊の端緒となりうる。

政治で言う「派閥」のような仲良しクラブのような集まりが組織内に横行するようになれば、適正な組織運営ができなくなる。数の論理が民主主義の原点であるけれど、「派閥」のような数の論理は組織を腐敗させる力を持つ。

こうした集まりを放置していいることは、日本の政治が「頭の悪さ」を如実に物語っている。

1999年にコーネル大学の博士の研究では「能力が低い人ほど自己評価が高く、能力が高い人ほど自己評価が低くなる傾向」があるとのことであるが、基準が明確ではない。「本当に賢い人ほど自分の能力を過信せず、常に学ぶ余地があると考えている」というのも、どれだけの根拠があるのはかは不明。

なんとなく納得できそうな話を持ってきているだけのような気もする。

世の中が必要とするのは、頭がいい人よりも、世の中を引っ張れるようなリーダーである。むしろ頭がいいだけの人の方が、思いあがるし、悪だくみをすることは、東京大学の法学部を出て霞が関の官僚になった人たちのやりようを見るとなんとなくわかる気がする。

人間にとって重要なことは「頭脳明晰」より「誠実さ」「正直さ」「優しさ」であり、それらを貫く「意志の強さ」である。

「権力」という言葉がある。かつては「剛腕」であることが「権力」を生むことになったが、文字を持つようになると賢いけれど腕力がない者たちが、いかにして「剛腕」を押さえつける仕組みをつくるかを持ち前の「賢さ」を駆使して作ったのが「学歴」や「資格」や「法律」や様々な規則になっている。

政治家という神輿を担ぐのには軽い神輿のほうがいいとするのも官僚の頭の良さなのかもしれないが、そんな茶番を30年もやり続けてきて、日本はこのありさまになった。総合すれば決して頭がよかったようにも思われない。

稲森和夫さんによれば、経営は「売上最大、経費最小」だそうだ。官僚が国家経営において、このような考えがいささかでもあれば、いまのような日本にはなっていなかった。なまじにプライドと自己評価が高かったゆえに、結果が最悪になっているのは、かつての大戦の軍部指導層にも似ている。