ロミナ・ポルモクタリ(Romina Pourmokhtari)

ロミナ・ポルモクタリ(Romina Pourmokhtari)(1995年11月12日生まれ)は、スウェーデン自由党(中道右派)の政治家。2022年からクリスターソン内閣で気候環境大臣を務めている。彼女は26歳で大臣に就任し現在は29歳。スウェーデン史上最年少の内閣大臣である。
2023年8月、ロミナ・ポルモクタリ大臣は、気候変動の移行には電力生産の倍増が必要だとして、今後20年間で10基の新しい原子炉を建設する計画を発表した。
日本には54基の原発があり現在稼働中が12基。停止が21基。「もんじゅ」と「ふげん」含めて廃止措置中が20基。廃止が6基。建設中が3基。停止21基を動かすためには政治と地元の利権が絡むので、日本型政治ではスウェーデンのようなわけにはいかない。
自由党の前の社会民主労働党の進めてきた環境政策を大転換させた。利権まみれの環境予算を60%カット。いずれは気候環境省を」解体してビジネス省に組み込むことを目指している。
ロミナは環境省を壊すために環境大臣に就任している。
2030年までにガソリン・ディーゼル車の販売をゼロにするという政策は左派を喜ばせるだけだとして撤回している。
また、ウランはEU域内の25%がスウェーデンにあるとされていて、これを掘ることを禁止していた法律を変えて掘れるようにすることは重要だと示している。2040年までにエネルギーの供給量を100%、非化石燃料に転換する。
バルト海に建設が計画されていた洋上風力発電の計画を却下した。海上に700キロメートルにわたって設置されるとロシアからのミサイル攻撃の探知が遅れる懸念があるからだ。
環境政策をすべてやみくもに反対しているわけではなく、環境政策は左派活動家のためにあるのではなく国民のため、スウェーデンのために最良の選択をしようとしている。
洋上発電も単に反対しているわけではなく、軍事上の影響がない限りは、申請書類の簡素化などを提案もしている。
ロミナは中国の通販サイトを批判している。中国の通販サイトで販売している商品の中には有毒物質が使われていることがあったり健康被害の懸念があるものが売られていたり、安くするために過剰生産されていたりすること、劣悪な労働条件での製造などを批判している。
中古製品への消費税を引き下げることも提案している。安価な中国製品に依存するのではない生活を勧めている。国産奨励でもある。
ロミナの考え方は、国防をないがしろにしても環境政策を推し進めるような考えを受け入れようとはしていない。
このように大臣個人が「是々非々」で自分の考えを推し進めようとする国家の政治は、日本も見習うところは多いようだが、まず、自己の考えもなく単にポストを狙っているだけの「政治屋」の一掃から始めなければならないというのが日本の現状。
日本の政治は、衆議院の当選回数で大臣ポストをあてがい、官僚の差し出すペーパーを読み上げ、自分の意見も心情もなく、党議拘束によって起立する数の1つでしかない政治が当たり前になっている「不自由な民主主義」を終わりにしなければならないとは思うものの「民度」と連動しているから、まず、100年計画で民度を上げることから始めなければならないだろう。
少子高齢化と同様に100年単位で「政治屋の一掃」と「オールドメディアの刷新」と「国家間など微塵も持ち合わせない有権者意識」を変えていかなければならないほどに残念な国になってしまった。
中国国民の現状の意識は、やはり戦後の中国共産党の国家運営によって形成されている。それは、同じ時間を使っているので、中国国民の民度が中国共産党によってなされたのと同じく、日本の民度は自民党政治にあるように見えているが、実際には戦前から脈々と受け継がれている「官僚」にある。
政権交代しても、官僚機構を解体するぐらいの力量が無ければ「悪夢の民主党政権」と同じ道を歩むだろう。官僚機構を解体するぐらいの力がある政治家が育つのにも100年はかかりそうだ。
いま、「減税」というパワーワードで国民民主党が持ち上げられているが、国民民主党の議員が増えたからと言ってかつての民主党政権と本質を変えることはできず、仮に政権を取ることがいずれあったとしても官僚に篭絡されるかダッチロールに陥るのがオチだ。