9万人もの「テック人材」がクビ
テック企業で9万人、今朝の記事ではゴールドマン・サックスで4千人削減だとか。再雇用を探すとしても福利厚生は悪化し、フルタイムの雇用も激減していて契約社員の求人が増えている。
とりあえずテック企業からテック関連へ異動していかざるを得ないが、その受け皿をうまく作ることができなければ失業率が上がってしまうことになる。
ひとつには「グリーンテック」関連があるとのこと。グリーンテックとは、「持続可能な社会を実現するための資源や環境に配慮したテクノロジー、またはサービスのこと」だそうで、アメリカ政府はそのジャンルに公金を投入していて雇用のチャンスがあるようです。
「Global Cleantech 100」として、業界にインパクトを与えた代表的な企業100社を選出しているコンサルティング企業によると、北米のスタートアップ企業が63社も占めており、欧州イスラエルで30社、アジア太平洋で7社だそうで、日本企業がその7社のうち何社なのかは不明です.
三井物産は様々な取り組みを推進しているようで水素関連の事業にも取り組んでいるようですが、テック企業ではないので海外含めたイノベーションに乗っかる形で商社ビジネスを拡大しようとしているのでしょう。
とはいえ、自社利用のエネルギーの30%を再生エネルギーで賄う目標を立てているとのことだそうですが、それでどれだけの雇用が拡大されるのかは不明です。
時代とともに産業の形態が変わり、それに伴って雇用の内容が決まってくるわけです。同時にAIのほうが人間より優れているジャンルは、どんどん雇用から締め出されてくることは加速度的に変革してくることと思います。
若い人たちは、40年後、50年後の自分の人生を考えて職業選択しなければ、先に行って痛い目に合うことになるという認識を持たなければならないという厳しい時代にいるという現実をアメリカが先行して示してくれています。