フリーアドレス

大先輩です。今では一線を引いていますが、かつては外資の極東のトップをしていたひとです。

その方が大学出て入社して初めて出社したときに、「僕の席はどこですか?」といようなことを上司に尋ねたら「営業がデスク持って何するの?」と言われたそうです。

その会社は自分の車を使って基本的に直行直帰するのだそうですが、クラウン買ってもおつりがくるくらいの金額を1キロ当たりの経費として支払ってくれていたそうです。

いまから60年も前のことです。出社するときは、来た順にデスクに座り、電話はその席につながるようにしていくようなことだったと思います。

これもフリーアドレスと思います。

アメリカなら国土が広いから直行直帰と言うのは分かることですが、この日本で60年も前からフリーアドレスをやっていたというのが驚きの外資です。

Newsweek2022年7月31日の記事に「なぜ失敗するのか? フリーアドレス、3つのメリットと3つのデメリット」と言うのがありましたが、基本が違うのに、外形だけ真似ても実質はついてこない気がします。

フリーアドレスの前に雇用の形態から違います。「こういうことの経験があって、こういうことができる人」のような具体的なスキルを求めて雇用しているので、それがフリーアドレスだろうがテレワークだろうが基本的には雇用条件に対する成果が契約の内容になるわけで、そこからが違う気がします。

会議も立ってやるとか言う会社がありましたが、あれって、まだ続いているのでしょうか?