コラーゲン、コンドロイチン、グルコサミンなど

たくさんの宣伝を目にします。膝が痛いときに近所の整形外科にいってロキソニンを処方してもらった時に、「コラーゲン、コンドロイチン、グルコサミン」などの薬の処方はないのかをドクターに聞いたら、「それらが効くという医学データがない」との答えでした。

アメリカではコラーゲンのサプリメントの2,750億円費やされているのだそうです。サプリメントを摂らなくても、食事や生活習慣によって同じ目的を達成させることは可能なようです。

アメリカでも「効果を裏付けるデータがない」そうです。

コラーゲン

コラーゲンは、3本のアミノ酸の鎖がねじれた三重らせん構造になっている。この鎖がしっかりとからみ合うことで、強く、硬いタンパク質になる。分子構造や体のどこにあるかによって、コラーゲンは28種類に分類される。

私たちの体内にあるタンパク質の30%はコラーゲンだそうです。実際には28種類もあるとのこと。

年を取ると、体が作るコラーゲンの量が減り、分解されるのも早くなる。表皮の下にある真皮のコラーゲン量が減ると、皮膚がたるみ、しわができることで、老人は老人らしくなっていくわけです。

宣伝によるとコラーゲンを摂取すると若々しい皮膚になり、コンドロイチン、グルコサミンを摂取すると膝などの間接の軟骨が再生されることになるとのことですが、現実には、コラーゲンは最終的にはアミノ酸にまで分解されて必要に応じた利用がされるので、そのまま皮膚のたるみ改善に使用される保証はない。

体に対して毒性がなければ、食品として売ることに制限はかからないので、あとは宣伝力に任せて「夢」や「希望」を売っているというところのようですね。

ちなみに「青汁」は平安時代の医書に記載があるようです。1943年戦中の食糧難から栄養失調が問題となり、その解決のために青汁が作られたという情報もあります。

この青汁でも「1日3食、主食・主菜・副菜を毎食揃えてバランスよく食べることが基本」との注意書きが添えられているとのことです。

お金に余裕があるのであれば、サプリあろうが国内旅行であろうが、大いに消費してもらうことは結構なことです。