宇宙で子供が作れるのか
宇宙ステーションで長期間、無重力環境に滞在している宇宙飛行士がいる。JAXAでは、「宇宙空間に長期間滞在していると、足や腰を中心に筋肉や骨が弱くなります」と言っている。
さらには、「大気がほとんどない宇宙空間に滞在する宇宙飛行士は地上よりもエネルギーの高い放射線を受けます。エネルギーの高い放射線をたくさん受けると癌(ガン)などの病気になるリスクが高くなってしまいます」とのことでもあるようだ。
イーロン・マスクは、2026年から火星に向けたロケットの発射を計画している。地球と火星の距離は26ヶ月ごとに接近するのだそうで、まずは2026年が最初に接近する。
通常だと7ヶ月ほどかかるようだけれど、原子力ロケットにすれば2か月程度で行けるようだ。とはいえ、往復するとなると最接近時に出発し、最接近時に戻ってくるとなると2年以上かかってしまう。
無重力状態に長くいると筋肉も骨も弱ってしまうし、宇宙線や紫外線にもさらされる。それでも火星に行って、そこに長期間滞在するなら男は「射精」もするだろうし、女性も「生理」がくる。
となれば「愛情」が前提となるけれど、妊娠および分娩も可能になるということだ。
ということで、無重力状態で精子の機能をチェックした研究があるようだ。その結果として、微小重力に晒された精子は地上にあった精子に比べて、運動機能が大きく低下していることが判明したそうだ。
これは宇宙空間では精子が卵子に向かってうまく移動できなくなる可能性を示唆とのこと。精子には、距離は短いけれど、競争によって卵子に到達することが求められているから運動機能の低下は、影響が大きそうだ。
しかし、精子よりも排卵の方ほうが無重力の影響が大きそうだ。それに関しては、公表していないだけでデータはあるはずだ。受精後の細胞分裂にも影響がありそうだし、分娩するとなると、産科医が火星にいなければならなくなる。
無重力でのSEXなどにも興味はあるが、下世話な話だ。