AIと機械学習の違い

AI」は「Artificial Intelligence(人工知能)」の略称であり、機械やソフトウェアが人間の知能を模倣してタスクを実行する技術全般を指す。

機械学習」とは、コンピューターが経験やデータから学び、パターンを学習し予測や判断を行う技術を指す。

AIは、機械やソフトウェアが人間の知能を模倣してタスクを実行する技術の総称をいう。機械学習はAIの一部であるが、大量のデータからパターンを見つけ出すのを得意にしている。

ゴリラの写真を見せたら「黒人」と判定したことがあった。読み込ませた画像データにゴリラと称して黒人の写真が混入していたからだとされている。つまり、「教師」を置くことで読み込ませるデータを清浄にしなければ間違った判定をしてしまう懸念がある。

と、記事に書かれているが、明確な違いが「なるほど」と分かったわけではない。どのみち、コンピュータが人間に成り代わって、しかも人間の判断より的確に判断するという意味において同類のようなもので、あえて分けて考える必要など感じられない。

機械学習といえば、およそ高度な数学理論が必要になるが、人間の脳が、そんなに高度な理論によって動いているとは思えない。ということは、機械学習もAIも、きっと人間の知能とは全く別の原理で模倣しているのだろう。

生成AIを使ってみると驚くばかりの出来栄えで、たとえ間違ったことでも、まことしやかに回答を出す。間違ったことを平気で言いふらす人間など、いくらでもいるのだからどうということもない。

医療だって誤診なんて山ほどあるだろうし、裁判だって誤審なんて山ほどある。交通事故だって毎日毎日、山ほど起きている。これを全部、AIに切り替えれば、どれだけ住みよい社会になるのだろうか。

少しでも早く「政治」や「官僚」の仕事の代替を担ってもらいたいものだ。

少なくとも、コストは大幅に低減できる。大統領なんてのも、AIにしてきちんとルール(国際法)を守らせれば他国に侵略などすることもなくなる。

記憶したり、分析したり、アイデアを出したりすることはAIに任せれば、人間はなにをすることで、生きがいを見つけるのだろうか。

やることがなくなっても、食える社会になれば、自ずから子供が増えるようになるだろう。

人口減少で、あと20年とか30年で日本社会は激変してくるといっている。その30年のうちに南海トラフや首都直下地震がおきて、社会は有無を言わさずに変革せざるを得ない。おそらくは、昭和恐慌を超えるような経済的な打撃を受けるだろう。そのうえ、AIの進化によって人間社会のかなりの部分が喪失されていく。

政治は、そんなことも見越して政策を立案しているのだろうか。70や80の爺様や婆様には、おそらく理解不能なことだろう。やはり、AIに任せた方が的確な政策が立案できそうだ。少なくとも、その時点で存在している人口が、不安なく生活できる社会の実現を考えるのであるなら、AIの出番に期待したい。

資本主義は、強者が弱者から掠め取る合法的な仕組みでしかない。民主主義とは金をかけた人間が政治家になる仕組みでしかない。この二つが組み合わさっても、あまねく人類の理想が実現できるのは、一握りの人間でしかないのが現実のようだ。

つまり、人間にとって有用な社会の実現は《「資本主義」AND「民主主義」》ではないだろう。もちろん、独裁や全体主義では、一握りの人間だけが幸福になるという意味において《「資本主義」AND「民主主義」》と本質は変わらない。

もしかするとAIが主導する社会なのかもしれない。