文書術という本をBARDがまとめた
7つの共感スイッチ
共感を得るためには、相手の気持ちを理解し、共感する必要がある。そのためには、以下の7つのスイッチを押すことが有効だ。
- ゴール設定
まず、文章を書く目的や役割を明確にする。何を伝えたいのか、何を達成したいのかを意識することで、文章の方向性が定まる。
- 相手のハッピー
文章を読んでもらう相手のことを考え、その人がハッピーになる未来を想像する。その未来を実現するためのメッセージを考えることで、共感を得やすくなる。
- あなたが求める行動
文章を読んでもらった結果、相手にどのような行動をしてもらいたいのかを明確にする。具体的な行動を示すことで、相手は行動しやすくなる。
- ネガティブシンキング
書いた文章をネガティブにとらえる人の心理を理解し、その心理に寄り添う言葉をかける。受け入れ、ねぎらい、癒すことで、相手の抵抗を減らすことができる。
- ストーリーの力
ストーリーに惹きつけられる人は多い。文章にストーリー性を持たせることで、共感を得やすくなる。
- あなたらしさ
論理と感情のバランスを保ち、あなたらしさを加える。あなたらしさが伝わることで、相手は親近感を抱きやすくなる。
- 望む世界観
自分にしか描けない世界観を語ることで、共感者を獲得できる。
3つのステップで文章を書く
7つの共感スイッチを押すためには、文章を書く際に3つのステップを踏むとよい。
- メッセージを書き出す
まず、7つの共感スイッチを意識しながら、メッセージを書き出す。具体的には、ゴール設定、ポジティブなセリフ、ポジティブな感情、あなたが求める行動、ポジティブへの言葉がけ、ネガティブな感情、ネガティブなセリフ、ネガティブな背景・本音、ネガティブへの言葉がけ、テーマ・タイトルを埋めていく。
- 文章の構成を考える
次に、書いたメッセージをもとに、文章の構成を考える。具体的には、メッセージの要素をどのように組み立てるか、文章の流れや構成をどのようにするかを考える。
- 文章の表現を考える
最後に、文章の表現を考える。具体的には、文章の語彙や言い回し、文体などをどのようにするかを考える。
まとめ
7つの共感スイッチを押すことで、相手に共感してもらいやすくなる。3つのステップを踏むことで、より効果的に7つの共感スイッチを押すことができる。
とはいうものの、7つと3つですべてオッケーとはいくはずもない。YouTube で公開している「絶品」という料理をやってみても、「なるほど」と思うことはほとんどない。有名シェフがやっていることを真似てみても、どうということもないのが現実。
世間に数多(あまた)あるハウツー本が、本当に役に立つのなら、日本がこんなに停滞しているはずもない。「納得」したからと言って「摂取」されているわけでは全くない。何事にも達成には「覚悟」が必要で、ハウツー本は「覚悟」の仕方を教えているわけではないし、そもそも「覚悟」は本人の行動規範に依存する。
表層的な「納得」は、単なる短期記憶で、2、3日寝れば雲散霧消するから、平凡人は平気で生き続ける言ことができる。これはこれで結構なことだと思う。「平凡」を「平均」ととらえるなら、そこのレベルが社会のレベルになる。
それからすると、政治家の「平凡」は、あまりにレベルが低すぎる。「非凡」を自負している官僚の「平凡」もあまりに「平凡」過ぎるのが日本の欠点(汚点ともいう)。