40代からの老害
老害は60代、70代の話ではない。40代から老害を与える加害者側に立っている人もかなり多い。
という書込みを読みました。で、結論は、
自分も40代から老害の加害者側になっていたんだと気づき、40代から「ソフト老害」 は始まっているのだとわかった。
とのことです。
20代の時よりも、全体の「バランス」を取ることが多くなる。ただ、自分の発言力が大きいため、バランスを取っているはずの僕の言葉は、結果、若者たちが必死に考えてきたことを妨害することになっていた。
40代で老害になっていた原因は、「上(=スポンサーや上層部)」と若い人たちの間でバランスをとっていたつもりが、若い人たちの創造性ややる気を「否定」する側になっていたという自省を吐露していた。
しかし、年齢で「ソフト老害」としたいようであるが、ポイントは「年かさいっている層」とは、単に年かさいっているのではなく、多くの場合は、「発言権」を持っている。
時代や世代をよくわからずに「口を出す」ことが「老害」になっている。この典型的な仕組みが「年功序列」になる。
これは年齢のことではなく、「権威」か「権力」のことでしかない。海外では「能力」が基準になっているから若くても権力を持つものは少なからずいるが、日本では「世襲」以外は、「年功=権力」になっているため、よくよく理解もできずに口を出す。口を出すことが、自分の存在価値だと思い込んでいる。
じつをいうと、大企業に多くいる高学歴以外に売りがない人たちにも、そうした「老害」が多い。年寄りの政治家は、ほとんどが老害であるが、それに気づいていないくらい厚顔でもある。えてして、権力を志向する者たちに共通している性質でもある。