Ego is the anaesthesia that deadens the pain of stupidity.

「エゴ」と言えば、辞書的には「自我」のことだが、タイトル文で言う「Ego(エゴ)」は、文脈からすれば「過剰な自我」を意味している。エゴイストのこと。

日本において「エゴ」は、egoism(エゴイズム)やegoist(エゴイスト)を略したもので、「自分勝手」「わがまま」「利己的」などといった意味で通用している。

「プライド」に近似しているとする意見もある。プライドは自負心が強く、他からの承認欲求が強く、他からの承認が得られないとなるとネガティブな感情に左右されるようになると解説されている。

the pain of stupidity」は、「愚かさの苦痛」。本来的には、愚かであるということは苦痛でなければならないということ。
deaden」は「失わせる」。
anaesthesia 」は「感覚麻痺」のこと。

日本では「エゴが強い」ことを「プライドが高い」と同じ意味で使っているけれど、欧米的には「エゴを捨ててプライドを持て」というような使い方になるようでもある。

で、「Ego(「エゴ」ではなく「イゴ」と発音している)」は「愚か者のお荷物」だそうだ。

訳せば「過剰な自我は、愚かさの苦痛を失わせる麻薬のようなものだ」というあたり。最近でも北海道の参議院議員で、えばり散らしていた人がいましたが、「国会議員になった自分」というプライドが、自分を遊離した権力行使によって、エゴが過剰になっているようです。

別に彼だけのことではなく、自分のオヤジのような秘書の頭を「このハゲ」といって蹴った女性議員もいましたし、枚挙にいとまはありません。

私なら「エゴ」や「プライド」よりも「権力は、愚かさの苦痛を失わせる麻薬のようなものだ」とします。権力を志向する時点で「愚か」であるわけですが、愚かであることが苦痛ではない(恥知らず)ゆえに権力を志向するわけで、権力が人間性をゆがめているのではなく、人間性がゆがんでいるから権力を志向するわけです。単に本性が出ただけのことと思います。

子供のころから今に至るまで、本当に心底優秀だと思う人物で権力を志向する人物に出会ったことがありません。本来は神速優秀な人間でなければならないはずですが、愚かであることも、無知であることも、恥知らずであることも全く苦痛ではない人材が政治家を志すようになってきたことは、今の時代の風潮のようです。

Good enough isn't good enough if it can be better.
もっと、よくできるのであれ、それは十分じゃないということ。

You keep standing. No matter what you don't give up.
立ち続けろ。決してあきらめるな。

How you kiving
どのように生きているのか?

Aristotles said, "Excellence ought to be a habit, not an act."
卓越は、時々の行為で決まるのではなく習慣によって決まる。

リック・リグスビーという人のスピーチですが、話が旨いというか、含蓄があるだけに芸人以上のレベルです。スピーチとは、このようでなければなりません。人が書いた原稿を、抑揚もなくひたすら読み上げているだけでは、メッセージは全く伝わりません。

学問以上に、政治は「言葉」でしか、伝えることは出来ません。日本の政治家は、小選挙区になってから政治家同士で議論を戦わせることもなくなったし、自由民権運動の時のように辻説法もせず、ひたすらパーティーで金集めだけをしているから、このざまになりました。