タンパク質の適正な摂取量とは

2022年の高タンパク質サプリメントの全世界の売上高は8,490億円になったそうだ。といっても、高タンパク質とは「プロテイン」のこと(←特にアメリカでの話)。

ちなみに、2022年度の日本の健康食品・サプリメント市場(プロテインだけではない)は1兆3,729億円で、横ばいだった。なかでも各社、プロテイン・高タンパクといったサプリ類の開発は盛んである。

しかし、タンパク質は本当にそこまで価値のあるものなのだろうか。

タンパク質はバランスの取れた食生活に欠かせないが、いくら摂取しても構わないというものでもない。腎臓を傷めている知人がいるが、彼はタンパク質を取りすぎることを厳禁されています。

といって、取らな過ぎれば、今度は筋肉をエネルギーとして消費してしまいます。

なぜ、タンパク質が必要なのかというと、アミノ酸を供給するから。アミノ酸は体が組織を作り、修復し、免疫系を活性化させ、さらにはホルモンを調整するために使われる。

ただし、タンパク質だけを採ればいいのかというと、そうではなく、日本人の食事摂取基準によると、一般の人が必要とするたんぱく質の量は体重1キロあたり0.8g。体重が60キロの人は1日当たり48gが目安となる。

動物性たんぱく質は、植物性たんぱく質と比較して体内で利用・吸収されやすく、牛乳・肉・卵などから摂取するたんぱく質の90~99%が体内で使われる。

動物性のたんぱく質をしっかり摂取する人は、必須アミノ酸が不足することはあまりないが、牛乳・卵・肉・魚などをあまり食べない人、食事のバランスが悪い人は、必須アミノ酸が不足する可能性もある。

サプリはあくまでも結晶化された人工物であって、自然商品の消化に比べれば、内蔵負担は少なからず在るはずなので、食事で接種するほうがいいに決まっている。

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