生物 biochemistry
クマムシを知ろう

クマムシは、極端な高温や低温、高圧・低圧、空気不足、放射線、脱水、さらには宇宙の真空状態に至るまで、ほとんどの生命体にとって死を招く環境に耐えることができる。 この頑健な生物が放射線を生き延びるメカニズムが解明されたそう […]

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生物 biochemistry
「同性間性行動」の意味

調査をしたアカゲザル236頭の72%がオスを相手にマウンティングをしていた。「マウンティング」とは「霊長類の一部の動物個体間で緊張が高まるととられる擬似的な交尾行動」とありますが転じて「人間などの間で自己の優位性を態度や […]

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健康 health
MUSE細胞の話

「損傷した細胞を修復する機能 「Muse細胞」 東北大学研究チームが開発権利をイギリス資本の会社に譲渡」という記事があった。なんだか、前に見たような記憶もあったが、忘れていた。 ポイントは、「実用化を目指して開発の権利を […]

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生物 biochemistry
卵子の成り立ち

日経サイエンス2023年10月号の冒頭に大阪大学教授の林克彦さんのことが掲載されていました。林さんは「卵子」を研究しています。今ではiPS細胞で卵子を無限に作り出せるようになっています。 2023年3月 ロンドン、「ヒト […]

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生物 biochemistry
「性差」は病気や治療にどうような影響があるのか

女性のほうが、長く生きることはすなわち「性差」があることを如実に示している。そこで考えられるのは「ホルモン」が挙げられる。  ホルモンが代謝や心臓、骨密度など、多くの生理学的過程に影響を与える可能性があることは誰でも知っ […]

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生物 biochemistry
旧石器・縄文時代の平均寿命

正確なデータがないので骨などからの推定になるが、旧石器~縄文時代の日本人の平均寿命は13~15歳だったとされる。ほかの霊長類よりも短かったのは、狩猟などの事故死や、病気・栄養不足による乳幼児の死亡率が高かったため平均は低 […]

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環境 environment
自己組織化の不思議

チリやホコリを乱雑にほったらかしておいても、決して自己組織化することはありません。なぜなら、そこには秩序がないからです。 カブトムシの幼虫からさなぎになる過程で、組織が崩壊し体液となる。その体液が消化管にたまりサナギにな […]

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生物 biochemistry
ゴールトンと双子と遺伝子

フランシス・ゴールトンといえば、人間の才能が遺伝によって受け継がれると主張した人物で、はじめて「優生学(Eugenics)」という今日、きわめて評判の悪い言葉を使い、広めたことでも知られている フランシス・ゴールトンは、 […]

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生物 biochemistry
コウモリの知能

経験を思い出して次の行動に生かしたり、前もって計画を立てたりするような認知能力が、コウモリにもあるらしい。 コウモリをGPSトラッカーで追跡し、対象のコウモリがどのようにエサを集めているのかを調査した。 そこから分かった […]

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生物 biochemistry
こころの誕生

進化は脳の内側から外へと進み、表層に近いほど高次の機能を持つようになっている。特にヒトの脳では前頭前野と頭頂葉下部の皮質が異常に発達した。 五感から入ってくる様々な情報を前頭前野が整理して「現実」を構築している。現実の世 […]

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