荘子を考える:斉物論《其の06》
「斉物論」とは、「物を斉(ひと)しくする」という意味で「彼此(ひし)是非」の差別観を超えて万物斉一の理を明らかにする。 「逍遥遊」で自由無碍の境地を推奨した。次なる「斉物論」により「物を斉(ひと)しくする」という考えを打 […]
「枕草子」が描いた世界《其の05》
32段の「小白川といふ所は」には、たくさんの登場人物が出てきます。小一条の大将殿のお屋敷が主なる舞台になります。この大将とは藤原済時のことです。この藤原済時に関しては「大鏡」にもエピソードがいくつかあって面白いのですが、 […]
「枕草子」が描いた世界《其の06》
宮に初めて参りたるころ、ものの恥づかしきことの数知らず、涙も落ちぬべければ、夜々参りて、三尺の御几帳の後ろに候ふに、絵など取り出て見せさせ給ふを、手にてもえさし出づまじう、わりなし。 177段 清少納言が藤原定子の女房と […]
大鏡:其16《帝紀-後語り》
【世継】『帝王の御次第は申さでもありぬべけれど、入道殿下の御栄花もなにによりひらけたまふぞと思へば、まづ帝・后の御有様を申すなり。植木は根をおほくて、つくろひおほしたてつればこそ、枝も茂りて木の実をもむすべや。しかれば、 […]
大鏡:其14《帝紀-三条天皇》
11歳で立太子。生母は藤原兼家長女の超子。超子の母は時姫。36歳で即位した。上皇になってからは全く目が見えなくなったものの、傍目には少しも普通と変わらず、瞳もきれいに澄んでいた。 三条天皇は、禎子(三条院の皇女、母は道長 […]
「枕草子」が描いた世界《其の23》
宮仕へする人々の出で集りて、おのが君々の御ことめできこえ、宮のうち、殿ばらのことども、かたみに語りあはせたるを、その家のあるじにて聞くこそをかしけれ。家ひろく清げにて、わが親族はさらなり、うち語らひなどする人も、宮仕へ人 […]
「枕草子」が描いた世界《其の01》
「枕草子」に触れたことから、「大鏡」の現代訳を読むことになりました。いまは、現代訳の「源氏物語」を読んでますが、自分にとっての総合的な価値は「枕草子」が上だと思っています。 「枕草子」は文学的価値よりも、ドキュメンタリー […]
「枕草子」が描いた世界《其の02》
春は、あけぼの夏は、夜秋は、夕暮れ冬は、つとめて(早朝) 「春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」とパステルで描いた絵のような色使い。 道元が鎌倉時代に「春は花 夏ほととぎ […]
荘子を考える:斉物論《其の10》
故有儒墨之是非:故に儒墨の是非有り 以是其所非 而非其所是:以て其の非とする所を是として其の是とする所を非とす 欲是其所非而非其所是:其の非とする所を是として其の是とする所を非とせんと欲する 則莫若以明:則ち明を以てする […]
大鏡:其12《帝紀-花山天皇》
第65代 花山天皇(968-1008) 冷泉院の第1皇子(生母は、藤原懐子・藤原伊尹(これただ)の長女)。2歳で立太子し17歳で即位した。治世は2年の19歳で出家した。その後、法皇として22年在世した。 藤原道兼が花山天 […]