「スマホを触るとバカになる」は本当か?

スマホを使う時間、勉強はしていないわけなので成績が落ちるのは仕方がないことと思います。自分の場合でいうなら、スマホをそんなにいじりませんが、パソコンでニュースを見たり、YouTubeを見たりしますが、これに供する時間のほとんどは無駄な時間だと認識しています。

ただそれは、無駄に時間を使っているということだけでしかありませんが。

かといって、パソコンでネット徘徊をせずに本を読めば利口になるかと言えば、日常生活に必要のない知識は時間と共に忘却していくだけで、どれだけ本を読んでも「利口」になるわけではありません。

東北大学の加齢医学研究所所長の川島隆太教授によりますと、そんな簡単な話ではなく「家で2時間以上勉強する子でスマホを3時間以上いじる子」は、「家でスマホを全くいじらずに勉強もしない子」より学力が低いという調査結果が出ているのだそうです。

家庭での学習成果をスマホ時間が破壊しているということになります。ここから最悪の仮説を導き出すと、スマホを使うと思考力、集中力、記憶力が低下する可能性がある鴨ということになります。

記事を読む限り、結論は「明らかにスマホが原因で、結果的に学力が低下してる」とのことですが、それが「なぜ」なのかは不明で、理由を知りたいのですが、ちょっと消化不良でした。

この先生は「オンライン脳」という本を出版しているようですので、そちらには詳しい背景などが説明されているのでしょう。

モニターで読む文字と、紙で読む文字には使われる脳のエリアが違うということが何かに書かれていましたが、勉強することで鍛えられる脳のエリアに対して、スマホ操作によって使用される脳のエリアが、全く異なっているのではなく被っているか、学習で鍛えられたシナプスの結合が刈り込まれてしまうあたりじゃないかと推測します。

このことは、子供の学習だけでなく、昨今のテレワークも同様のことが起きている可能性は排除できないと思うものの、とはいえ、今時、朝から晩までパソコンの画面を見ているような仕事だって少なくないわけですから、そうした人たちの学力(思考力?)が低下していると断言できそうではありません。

そうすると、スマホとパソコンとで、脳に対する影響の違いがあるのかも知りたいところになります。端的な違いとしては画面のサイズと、1画面の情報量(つまり画面を上下させなければならない)あたりの影響が考えられますが、ともかく、必要がなければスマホをいじらないことが、これ以上の知能の低下を防ぐ算段としては有効なようです。

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