七十路を「ななそじ」と読む
2023年7月8日
いままで「70代が見る景色」としていましたが、風情を重んじて「七十路」と改めました。 あっけなく 七十路となる 青畳 この俳句は「岡崎えい」による。「えい」は明治26年生まれ。雙葉女学校に通うも中退した模様。銀座2丁目で […]
「不同意性交」という聞きなれない言葉
2023年3月4日
言葉はどんどん変わっていきます。法務省が自民党の部会で現行の「強制性交罪」の名称を「不同意性交罪」に改めるとのこと。そもそも「強制性交罪」という言葉すら知りませんでした。 2017年に「強姦罪」をやめて「強制性交罪」にな […]
「過去の歴史を見出した」過去の歴史新着!!
2024年11月19日
江戸時代を代表する国学者の一人である本居宣長(1730~1801年)は、日本社会が古代以来中国大陸からもたらされた文化や風習にまみれてしまったことを悲嘆します。 宣長は、仏教や儒学など、中国大陸からの影響を「漢意(からご […]
種痘と洋学と松本良順
2023年10月16日
種痘はジェンナーが1796年以発見し1798年に発表したとされています。日本に伝わったのは1849(嘉衛2)年で、大阪では緒方洪庵が「除痘館」を開いています。 およそ、半世紀遅れています。 江戸では1858(安政5)年出 […]
道元の和歌にしびれた
2024年1月12日
世の中は 何に喩えん 水鳥の 嘴ふる露に 宿る月影 月影というから時間帯は「夜」とか、あるいは太陽が昇る直前位でしょう。そんな時間帯に湖畔とか川辺に水鳥が水面に嘴(くちばし)を入れて、プルプルとふるうと、何千、何万もの水 […]
巻第24 小野篁被流隠岐国時読和歌語 第四十五
2023年9月24日
今昔、小野篁と云ふ人有けり。 事有て、隠岐国に流されける時、「船に乗て出立つ」とて、京に知たる人の許に、此く読て遣ける。 わたのはら やそしまかけて こぎ出ぬと ひとにはつげよ あまのつりふね と。 明石と云ふ所に行 […]