枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の02》

春は、あけぼの夏は、夜秋は、夕暮れ冬は、つとめて(早朝) 「春はあけぼの、やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」とパステルで描いた絵のような色使い。 道元が鎌倉時代に「春は花 夏ほととぎ […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の05》

32段の「小白川といふ所は」には、たくさんの登場人物が出てきます。小一条の大将殿のお屋敷が主なる舞台になります。この大将とは藤原済時のことです。この藤原済時に関しては「大鏡」にもエピソードがいくつかあって面白いのですが、 […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の16》

五月ばかりなどに山里にありく、いとをかし。草葉も水もいと青く見えわたりたるに、上はつれなくて草生ひ茂りたるを、ながながとたたざまに行けば、下はえならざりける水の、深くはあらねど、人などのあゆむに走り上がりたる、いとをかし […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の06》

宮に初めて参りたるころ、ものの恥づかしきことの数知らず、涙も落ちぬべければ、夜々参りて、三尺の御几帳の後ろに候ふに、絵など取り出て見せさせ給ふを、手にてもえさし出づまじう、わりなし。 177段 清少納言が藤原定子の女房と […]

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大鏡
大鏡:其01

雨林院の菩提講 雨林院の菩提講に参詣したところ、異様な感じのする老人二人と老女が出会って座っていた。老人の一人は「世継」といい、その翁が言うには「自分が見てきたこと、そして全盛の道長公のことなどを語り合いたいと思っていた […]

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大鏡
大鏡:其06《帝紀-宇多天皇》

第59第 宇多天皇(867-931) 光孝天皇の第3皇子で諱は定省(さだみ)と言った。生母は班子女王で桓武天皇の孫になる。18歳のときに姓を賜って源氏という臣籍に降下した。在原業平と相撲を取って御椅子にぶつかって手すりが […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の11》

207段は「笛は横笛、いみじうをかし」の続きになる。一条天皇が笛や琴をたしなんだのは、単なる趣味ではなかった。 『権記』長保五年(1003) 六月二日。庚申。参内。阿波国前々司忠良・前司安隆等の過を定め、(日給の簡から) […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の09》

紫式部の曽祖父・藤原兼輔は中納言だった。というのは伯父の藤原高藤の娘が宇多天皇の女御となり醍醐天皇を生んでいることで、兼輔も外戚となったことから出世の糸口をつかむ。 とはいえ、藤原高藤は、娘が女御となった源定省が皇籍に戻 […]

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大鏡
大鏡:其07《帝紀-醍醐天皇》

第60代 醍醐天皇(885-930) 宇多天皇の第1皇子といい生母は藤原胤子(いんし)。胤子は藤原高藤の息女。9歳で皇太子に立った。11歳で元服し13歳で天皇に即位した。夜の御殿から冠を被って自ら践祚の宣言をしたとのこと […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の19》

995年に関白・藤原道隆は死去する。16歳の一条天皇は「藤原道兼」を次の関白に選んだ。枕草子を読む限り、道隆の子である伊周は、定子の兄ということもあって、一条天皇の兄のように接してきたし、漢文の指導もしてきた。 しかし、 […]

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