大鏡
大鏡:其15《帝紀-後一条天皇》新着!!

この天皇は今上天皇(つまり世継と繁樹は後一条天皇の御代に出会ったということ)。生母は藤原彰子で、藤原道長の長女。皇太后宮。 4歳で立太子。9歳で即位。29歳で崩御。 後見役は祖父でもある入道道長。叔父は関白左大臣頼通と内 […]

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荘子
荘子を考える:逍遥遊《其の05》

吾有大樹:吾に大樹あり 人謂之樗:人これを樗(ちょ)と謂う。 其大本擁腫而不中繩墨:其の大本は擁腫(ようしょう)して縄墨(じゅうぼく)に中(あ)たらず 其小枝卷曲而不中規矩:その小枝は巻曲(けんきょく)て規矩(きく)に中 […]

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大鏡
大鏡:其13《帝紀-一条天皇》

円融天皇の第1皇子。生母は藤原詮子(藤原兼家の次女)。5歳で東宮に立ち、7歳で即位した。治世は25年。詮子は17歳で円融天皇に入内し、19歳で一条天皇を生んだ。藤原詮子は、道隆、道兼、道長の母・時姫と同母の兄妹であった。

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荘子
荘子を考える:斉物論《其の12》

道行之而成:道は之を行きて成り物謂之而然:物は之を謂いて然りとす惡乎然:悪(いず)くにか然りとするや然於然:然るを然りとす惡乎不然:悪くにか然らずとするや不然於不然:然らざるを然らずとす 道は人が歩くことからできるもので […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の17》

紫式部は、清少納言の「枕草子」を熟読していた節が、散見される。 屋の上は、ただおしなべて白きに、あやしきしづの屋も雪にみな面隠しして、有明の月のくまなきに、いみじうをかし。 白銀などを葺きたるやうなるに、水晶の滝などいは […]

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大鏡
大鏡:其12《帝紀-花山天皇》

第65代 花山天皇(968-1008) 冷泉院の第1皇子。生母は藤原懐子。藤原伊尹(これただ)の長女。2歳で立太子し17歳で即位した。治世は2年の19歳で出家した。その後、法皇として22年在世した。 藤原道兼が花山天皇を […]

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荘子
荘子を考える:斉物論《其の08》

喜怒哀樂:喜怒哀楽あり 慮嘆變慹:慮嘆変慹(りょたんへんしゅう)あり 姚佚啟態:姚佚啓態(ようたいけいたい)あり 樂出虛:楽は虚より出で 蒸成菌:蒸は菌を成すがごとく 慮嘆変慹(りょたんへんしゅう)慮(おそ)れまた嘆(な […]

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大鏡
大鏡:其02《帝紀-文徳天皇》

第55代 文徳天皇(827-857) 文徳天皇は仁明天皇の第一皇子である。母は藤原順子で、藤原冬嗣の息女であった。 842年(承和9年)に元服し、同じ年に皇太子になる。このとき16歳。 文徳天皇は更衣の后・静子所生の第一 […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の08》

「清少納言集」というのがあって、自らが書いたものではなく鎌倉中期に成立したとされているようです。和歌が31首あるものと42首あるものがあって、いずれも宮内庁が所有している。 和歌も清少納言が詠んだかは不明で、確かに、いく […]

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枕草子
「枕草子」が描いた世界《其の03》

藤原定子の兄の伊周(これちか)が内大臣の時に、紙の束を伊周が妹の定子に献上した。当時の紙は非常に高価なモノであり、同時に伊周は一条天皇にも紙の束を献上していた。 天皇は「史記」を書き写すことにしたと聞いて定子は醍醐天皇が […]

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