帯状疱疹が50歳未満にも増加している

1998年から2019年までの間に、全ての年齢で帯状疱疹が増えたが、特に30代と40代での増加が目立っているとのこと。

全体的に帯状疱疹が4倍以上に増えているようだ。帯状疱疹は増加傾向にあり、特に近年は20~49歳で発症率が著しく上昇しているという報告もある。

ポイントは、水ぼうそうにかかったことがあると、ウイルスが体内にとどまっている。特定の神経の中で眠っているが、これが目を覚ますと帯状疱疹になる。

50歳未満での増加が目立つのはなぜなのかはよくわかっていない。

水痘ワクチンの接種が始まる前は、ほとんどの人が幼少期に水ぼうそうにかかっていた。回復すると免疫が、以降の水ぼうそうに戦ってくれる。

ところが、ワクチンが摂取されるようになると、水ぼうそうの発生が少なくなり、ウイルスに接することも減少してくる。そうなると水ぼうそうウイルスに対する免疫の働きが弱くなってくる。

日本での水ぼうそうワクチン接種は2014年からだそうで、2014年以降、20~40代の発症率が大きく増えているらしい。

過去に水ぼうそうにかかったことが無く、かつ、ワクチンを接種していなければワクチンを接種するべきらしい。大人になってから水ぼうそうにかかると重症化するリスクがある。

帯状疱疹ワクチンを接種すれば、帯状疱疹を予防する効果は接種後1年間で約98%、8年後でも約84%だという。

2023年6月に、帯状疱疹を発症するリスクが高いと考えられる18歳以上の成人に摂取対象が拡大されている。何らかの疾患がない限り、18歳以上であればワクチン接種をしておけば、帯状疱疹後神経痛などに悩まされる懸念を提言することができる。

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