これまでは病気を媒介する蚊が多いのは主に熱帯性気候の地域だったが、地球温暖化の進行に伴って生息域が拡大している。

60メートル離れていたも動物が吐き出す二酸化炭素を追跡できる。蚊が特に強く引き寄せられたのはカルボン酸で、汗に含まれる。ほかに「アセトイン」にも含まれる。どちらも皮膚の微生物叢が関与している。

匂いが原因なら、香水や石鹸で蚊を惑わすことができるはずである。

そこで実験をしたところ、結果は単純ではなかった。

虫除け剤の成分として知られるリモネンという物質が多く含まれていれば、いいのかというとそうでもなく、その濃度や人間の皮膚に元から存在する物質との組み合わせによって、蚊にとって魅力的になったり、不快なものになったりする可能性があるらしい。

考えられることは、蚊にとって「植物」か「人間」かの識別において、蚊はさまざまな匂いを識別する能力を身に着けている。つまりは、個人がもつ体臭によって、石鹸であれデオドラントであれ、効果に変化が現れるが最も効果が高いのは「ディート(DEET)」であった。

ディート(DEET)とは、昆虫などの忌避剤(虫よけ剤)として用いられる化合物である。IUPAC名は N,N-ジエチル-3-メチルベンズアミドだが、N,N-ジエチル-m-トルアミドとも呼ばれる。
ディートは、第二次世界大戦中のジャングル戦の経験に基づき、アメリカ陸軍で開発された。1946年に軍事用、1957年に民生用の使用が開始された。

wiki

Follow me!